2年半で全国に飲食店約50店舗、美容室・エステなど40店舗以上を1年で全国展開など多くの店舗を展開してる辻さんに、正しい集客方法を学びます。
- 新規集客で困らなくなる
- リピーターの獲得率がUP
- 人材採用リスクがなくなる
- ビジネスの成功確率が上がる
「人に投資する技術」
【人材投資が最優先】新規出店の時に問題なのは、人とお金。特に人が一番大事。お金は親、国、銀行から借りられる。土地は不動産いけば大体何とかなる。
売上があがる美容師ではなく、仲間を集められる人望のある美容師に投資。技術や売上はあとから付いてくる。
挑戦の数と同じくらい失敗の数がある
この人と一緒にやってみようと思える人は、価値観同じ人、フィーリングと直感。断る人はメリットを先に確定しようとしてくる人。いくら貰えますか?とか、これを学んでどうなりますか?とかいってくる人はお断り。
新規出店時の注意点
- 人材
- 資金
- 立地
- 家賃
【立地を間違えてはいけない】徒歩10分以内で家賃とのバランスが大事。トータルのバランス。完璧はない。最寄り駅の乗降者数をしらべる。物件はネットにない場合もあるので、街を歩いて「テナント募集」と書いてあったら連絡したりしている。
家賃は値切ってもいいけど、仲介手数料は値切らない。不動産屋に儲けさせればいい物件を優先的に紹介してくれる。
かっこいい物件は借りない。ボロボロでもいいから、1店舗目は必ず新規集客が見込めるところにする。
【出店時には集客データをとる】ホットペッパーの担当者と密に関係をもち、全集客データをもらい、近隣の類似店舗(店名はわからなくてOK)の集客状況を教えてもらい、どれくらい集客でき、客単価が見込めるか調べてから、家賃、人件費などを逆算していく。
広告媒体を徹底的に分析
- 各店舗プラン
- 掲載店舗数
- 人口データ
集客にかかわるすべてのデータを分析。ホットペッパーはお金をかけただけ上位表示される。1ページ目に表示されるようにする。でも必ずしも一番いいプランにする必要はない。渋谷新宿は1店舗目はやめておこう。周辺の競合がざらに100万円かけてるから自分たちも掛けるしかないといった事が起きる。
渋谷はSNSで新規客がくるから広告費は5万円しかかけてない。SNSの方が有効。
集客データを元に出店を決める
【広告費の5~8倍の集客が見込める場合、出店OK】競合が少ない立地を選ぶ。
5倍いかなかったら辞めておく。飲食ならホットペッパー以外の食べログとかでも調べる。渋谷で需要があるのは焼肉?イタリアン?わからないなら調べればすぐわかる。
新規店舗の集客方法
入り口の価格を下げてアップセル
来店してもらうことが最優先!無理に誘導せずにお客様から自然に上位商品をえらんでもらう。90%の一般向けのビジネスであるとする。カットカラーで3800円として来店してもらい、1カ月ほどしかもたないと伝えて、実際はカラー材をいくつか用意して、髪質にあったものを提し自然とお客さまが選択できるようにして7000円までもっていく。無理強いはしないであくまでもお客様に選択するようにしておくこと。
付加価値を提供する
【来店時にプレゼントやサプライズを提供しリピート率を上げる。】マスクとかサービスとかちょっとしてお声掛けが大事。写真撮ってあげたり、個の力がある美容師なら、自分のインスタにUPしたり。再来率を30~40%までにする。それれができれば広告費を下げることができる。2年できればとりあえず軌道に乗るはず。リピート率が30%にできないところは1年で潰れる。
質問タイム
Q:コロナ禍での店舗経営で重視していることは?
家賃。大きい箱は撤退。給付金でまかなえなかったところは撤退。家賃交渉に応じてくれた所しか残してない。
Q:100万円あったらどんなビジネスをしますか?
営業代行とか資金かからないこと。
Q:論理的な思考はどうやって身につけましたか?
ほとんど経験。失敗もしたけど、それを伝えることでまた今収入になっているから、経験することが大事。プラスに変わってる。だからまずやって!自転車も初めは乗れなかったけど、練習して乗れるようになった。
Q:店舗の看板について
従業員が愛せる名前とか憶えやすい言いやすいものを意識はしていた。シャンプーなら「R」が入っている方が売れると聞いたけど、結局従業員が好んでいる名前の方を付けて販売してる。
Q:人材の育成
1月に1回1万円の参加させている。そうしないと本気で学ばない。3カ月以上欠席する人は強制的に辞めてもらう。でも、絶対に売り上げが伸ばせる話をする。意識が高い人しか残らない。
無料講演会と有料講演会だと、全然ちがう。無料にしていいことなんで全然ない。みんな聞く体制無い。
Q:モテる男の条件は?
バランス。人に与える事。人との距離感ちゃんと理解できているか?
仕事にも活かせるなら、「YES」と言わせる言わせる必要はない。断る理由を減らしてあげればいい。「一緒にご飯に行かない理由が別にないな…ちょっとくらいいかな…」でOK。絶対じゃなくていい。
美容室も同様で、最初は軽くいってみようかな~から、来てもらってからが大事で、おもてなしをきちんとすれば「いいお店だな。また来よう。」になる。
今回はここまで
熱い人でした。行動することの大切さ。失敗するかもしれない覚悟など、意外とバランスも大切にされているように感じました。チャレンジすることは失敗しても、肥やしにできるように。。。