もう少しでUR-U(旧MUP)入って1年。竹花校長のこれまでの事業のことについての気づきや学びをかなりこまかく話してくれました。自分の事業にも生かせるヒントや事業をする上での考え方などご参考ください。
オフラインアドスペース
フィリピンの道に大きな看板がたくさんあるのが目について、そのあと病院にいったら装飾品を身に着けた富裕層が待合室にたくさんいた。壁はすっきりしている。それで思いついたのが、壁に看板=広告を掲載するビジネス。
- 人が集まる場所を見つける
- 新規予算ではなく既存予算のリプレイス
- 少額資本で始められる事業アイデア
■どこに人が集まるか?どうやったら人が集まるか?
■大きな町の高額な看板ではなく、病院の待合室で小さな広告でより効果的にちょっとリプレイスしてこっちにしませんか?と提案する。
■事業の順番大事で、壁を借りる時に支払いは無く、広告主との契約が決まってから支払いが発生するケースなら事業を始めるのにお金はそんなに要らない。
リフォームストア
【リクルート時代】リフォームをECサイトで販売をする。価格が不明瞭な分野をパッケージ化して明確にする。
- パッケージ化の需要が高い
- 結構シンプルなビジネスは儲かる
- オンライン化での価格帯の限界
■大手が成功しない理由は、上司の承認がでるアイデアを提案しがち。
■世の中には資金集めがうまい人と、事業がうまい人の2種類の起業家がいる。(竹花校長は後者)
■事業がうまい人になるべき。プロジェクトは少人数(2~3人)でやるのが一番重要。多いと優秀な人集まるけど進まない!
海外の方がおもしろい企業多い
- タイムマシーンビジネス
- ローカライズ力が一番価値がある
- 掛け算ビジネスが一番儲かる
■ 海外は(ベンチャーキャピタル)投資金額が全く違う。数年後に日本に来る。GoogleもUberもそう。
■輸入したものを地域にローカライズしておろせるかが重要。いい商品もその地域になじまないと意味がない。
■給料もらっているだけじゃ足らない。自分の人生に必要なお金を割り出して逆算したときに足りる?会社の給料は足し算。これでは足りない。掛け算していかないと!
インフルエンサーマーケテイング
当時インフルエンサーを持っていたのはタレント事務所で、大手の企業を相手にしてたけど、大手もInstagramをよくわからないから、余ったお金で様子を見ながら行っていた時に、自分たちの強み=IT・メディアを使って分析・結果・数値で効果を提示する方法を思いつく。また提携会社を中小企業にした。中小企業の方が分析の重要性が高いから。
アメリカからフォロワー分析技術を購入。利益が5万円出たけどこれは効率が悪かった。失敗談。
- 単発ビジネスはあんまりよくない
- 利益率が悪いビジネスは良くない
- 手と足を動かすのはダメだ(隠れたコスト)
交通費、資料の紙もコストと考えると全く儲かってない!生きてるだけでコスト。歩かなくても稼げる仕組みって何かないか?と考える
アパレル企業の場合「#アパレル」では同業者になってしまうので「#女子会」などに自動にタグを切り替えたり、アパレルショップに「いいね!」している女の子たちをフォローしていったりする自動アクションシステム
フォロワー増やすだけじゃ意味がなくて、お店に来てもらわないと意味がない。
世の中思ったものはすべてある。情報量が多ければ勝つと気づく。
カフェならカフェの情報を多く集めれば、ミックスさせて差別化しオリジナルの商品やサービスができあがる。マジでいいもの作れるはず!
【段階ごとの検証】どこで引くかの判断基準も大事。投資もビジネスも一緒!
STEP1=プロダクトを作る前にそれが必要か意見を聞くための営業を行う。
SETP2=ミニマムで出していくら払うか検証。ヒアリング。
STEP3=利益の蓋然性(ある程度確かな見込みがあること)を実施。ARR(Annual Recurring Revenue=年間経常収益)の指標
STEP4=スケーラビリティ。どれくらい拡大する見込みがあるか?!
One to N (無限)で販売しよう
LIMができあがる前に副業でやっていたこと
【ターゲット分析】インフルエンサーの稼ぎ方事例、Instagramで稼ぐ方法としてフォロワー増やしてオフ会イベントで収益化するなど、Instagramを活用したい一般人に教育をし、ニーズ・市場を作り出しInstagramの価値を上げる。
通勤の1時間半でブログを毎日に3記事書いてた。
【DMなどで営業】Instagramで活動している人に1日100-200件DMを送ってた。最終記事に誘導していた。
【SEO対策】起業につながるよ!的な訴求。その記事内にYouTubeの訴求動画を埋め込み滞在時間を長くしてエンゲージメントを高める意識をした。SEOコツ比較メディア作成。
価格で戦わない。動かない。
同じようなシステムを販売する競合他社が出てきたので、個人のInstagram利用者向けではなく、店舗集客ツールとしての展開に切り替えた。ホットペッパーはオークションマーケティングなので高額な金額を払えば上位表示される仕組みのため、小さな店舗は勝てないといったデメリットがある。1店舗平均集客予算は20%。ホットペッパーに約5万円を払うなら1万円で効果をだせないか?!
まず相手に儲けさせる
9980円で営業代理店様に販売をお願いしていたけど、7000円を持っていいっていいと契約し、自分たちには2000円ほどしか入らなかった。儲けはあまりなかったけど、代理店様は儲かるし、クロスビジネスでウオーターサーバーと一緒に販売していたので、お水も売れるし代理店様はかなり儲かっていてクロスビジネスの相乗効果も感じた。とにかく自分は動かない戦法。
【営業はKGIマネジメントではなくてKPIマネジメントがいい。成約に対してのインセンティブではなく、MTG数と成約率に対してインセンティブを!】
TODOを具体的な行動に落とし込み、本来もらえるインセンティブが減っていく仕組み。マネジメントをせずに回る仕組みにする。
【MTG数インセンティブ】【成約率インセンティブ】マクロの視点で考えて!成約率で考えてインセンティブ払っていても意味がない。MTG数と成約率で考えてどこが弱いのか?弱い部分は強化すればいい。成約単価が小さくても数をこなせば高くなる場合がある。
売りやすさを徹底
- 動画リンク&パンフレット(自分のスキームを確実に落とし込む)
- 名刺作成
- 統括代理店制度(今月30万の表示ではなくこの調子でいけば年間360万と見せる)
- 売り方は講演会周り(1000人代理店様のお客様もつれてきてOK)
- 代理店研修ページ
ここまですると本当に代理店様は儲かるので、無くてはならない関係性が構築されてきたそうです。依存度高め状態。すると2000円しか儲けなかったのに3倍の6000円の儲け=1万円を5万円で販売するステップが始まる。
【STEP3】いくらまでなら払ってくれるのか?!のステージに挑戦
前編はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました。いつも思うけど確実性が高く、最短の方法を選択して、実行する力が本当に凄い。で、とにかく細かい!用意周到、大胆かつ繊細。勝つための定石がしっかりある人なんだなと思います。