【ゼロワン】事業はけっきょくこうやるんだよ-後編-

前編では、「ニーズがあるか調べる」「いくら払うかの検証」今回は「上限いくらまで払うか?」について

価格を上げる方法はないのか?

単純に考えて、安く仕入れて高く販売すればいい。ではどうやるのか?

ギフトボックスに入れてきれいに包装したり、スモーク焚いて演出する、金箔を添えてみるなどで、価格を上げることができないかと考える。

販売数が増えた時は必ず購入者を減らすために価格を上げる

3000円ですごく売れた。購入者を減らすために9000円に値上げしたけどそれでも一旦減ったけど売れた。その次は15000円にまで価格をあげ今は25000円になっている。販売時の8倍!

価格弾圧に対する新たな施策を試行錯誤することが大切!

マーケットスイッチ

9000円から15000円にしたときに、「Instagramのシステム利用」と言っていたのを「SNSコンサルティング」に言い換えて、システムは二次的なもので、「マガジン発行」「動画研修」をノウハウを売り物にしてマーケットスイッチをした。

例えば、アパレルの場合はコーディネートの動画を販売し、それに洋服がついてくるというような販売もあって実際に売れている!マーケットスイッチを行って競合が3000円で販売しているものを10000円で売ろう。

アップセルプラン

初期のプランだけじゃなくグレードアップできるプランを用意して提案する。

  • マーケットスイッチをして相場感覚を無くす
  • 人は情報に価値を感じている
  • 一度口座を小さく開けば大きな提案ができる

どれくらい拡大できるか?

コールセンター・カスタマーサポート業務のスタッフ10数人をほぼ全員解雇し、LINEの自動化を行った。今スタッフは2人。

【小さな組織で大きく稼ぐ】

利益率を優先して考えて投資をするべきポイントを間違えないようにすること。「多くのお客様が来るからスタッフを増やす」という思考では利益を残せない。

全てシステム化自動化社することに注力し、社内整備に投資して社内管理ツールの仕組化を徹底している。(例:新規/解約/問合わせ/フラグ/報酬計算/PL計算など)

利益率ファースト!売上セカンド

すると、経費は一定、売上は右肩上がりになる。普通の起業は固定費が増してしまうので気をつけよう。お寿司屋さんみたいに、1人のお客さんがいっぱいお金落としてくれるのが幸せな経営者。

5人で100万稼げたとしたらPPPは20万円。忙しいからあと5人増やしてその生産性に変化が無ければ10人で100万円。これではダメ。PPPを高める事を最優先した経営を行うこと。

当時25歳でこれを徹底的に意識して経営していたそうです。すごいな。。。

幽霊社長時代

2019年10月頃、家族はプーケット、竹花校長は香港に住んでいて、飲食業なども始めていたので、社員で校長を見たことが無い人も多くなっていたとき、マネージメントがグダグダになってしまっていたので、【組織マネージメント】も仕組化した。

月初にタスクを全部書き出して担当者を割り当てる。全部出来たら報酬100万円とし、出来なかったらその100万円が目減りしていき、日々PC上で社員は見れるようになっているので「損失回避」の心理が働いて従業員の作業効率が加速度的にUP!

マネージメント論

1.0=安定管理

福利厚生や社保などお給料も休みも安定的に行い、決まった業務を与えて行ってもらう。事務員さんタイプ

2.0=人参管理

にんじんをぶら下げれば走るタイプ。営業さんのようにインセンティブを与える。

3.0=種類管理

お金をいくら積んでもやりたくにことはやらないタイプ。開発チームに多い。

入社時にこの3タイプに分けて対応してあげればお互い納得いくやり方ができる。

とはいえ企業理念や人事規程、評価基準や待遇についても作成して全体共有しておく。壁にはったりもOK。リッツカールトンは胸ポケットに生徒手帳のように入れているそうです。

例えば、残業は一切評価しません。上司へのお酌も一切効果はありません。常に謙虚であれなど。<企業理念>This is more 複雑なシステムをもっとシンプルになど。

企業理念は大事!

幽霊社長。。俺がいなくても会社が回る仕組みができたけど改めて何がうちの会社は強みなの?となる。

USP(強み)の見直し

Instagramでの新規事業だとそれ以上膨らまなかった。本質的な強みを見直した時に、サービスの販売を代理店様を使って拡販できたことが強みだ!と気づいてから、ユーザーが求めているものではなくて代理店様が求めているものを創ろう!

SCOP(範囲)を広げる

【代理店様が求めていた商品=MEO】

  • Instagramは即時集客ではなく、リピート施策
  • Instagramは長期的にやって価値があるもの

Instagramの運用では3か月で効果がでなかったらあきらめてしまうクライアント様もいた。即効で集客の効果がでるものはないか?という要望が代理店様からあがる。

ローカルSEO=今のMEOの開発をする。スロバキアのピーターさんのシステムを導入。

隠れたキーワードがあるからそれを見つけ出してリーチ数を上げる施策の提案をした。けど1年間全く売れなかった。【ブラックボックス=「中身(内部の構造とか)が分かってないよ~」な状態のものは売れない】

その間に競合他社も同じようにMEO対策を販売し始める

【クリアボックス】視覚化した円グラフや棒グラフを用意してクライアント様に合わせたキーワード3つを選定し、おおまかな測定シートを用意して、具体的にいつまでに何人は来店すると、未来予測図を視覚化して提案したら売れるようになった。

  • 誰がキープレイヤーなのかを把握し、プレイヤーの中心の施策を考えること。
  • ブラックボックスではものは売れない

本日はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございました。

竹花校長時間内に語りきれず、また次回も続編となりました。

WEEK14にLimのMEOのサービス(AI分析)について詳細説明しています。かなり細やかな設計と施策をされていました。なんだかんだですごい。これが2.3年間で起きている事業とは思えないスピード感。。。

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