無意識に売り込む~Unconscious Sale~

顧客の80%は無意識に来店したり、購入してなんとなくの購買行動を、しているので、人の「無意識」を操れるかで、成功する確率が決まってきます。これを理解していないと、倒産、リストラされます。その無意識について解説します。

これやってみて、においをかいで下さいといったら、「臭覚」を想像するときに目を閉じませんでしたか?視界を閉じて1つに集中してしまう。これが「無意識の行動」。今スマホを見ている方、意識して呼吸をしていないですよね?それを

無意識動作

と言います。

人間の80%の動作に無意識動作があるんです。コレをビジネスに生かさないといけない。

例:サブリミナル効果 

「YAKINIKU FUTAGO 37West 17th St」

壁・入口・トイレなどにロゴマークを入れて目に入るようにしています。

人は呼吸をするように無意識にロゴを覚えてしまう。

なので、お客さんの声を聞くのはあまり意味がない。無意識にやってるから。

無意識動作を意識した設計

=ビジネスセンス

これを理解しているかしていないかが、大きく売り上げに関わってきます。

営業でPUSHしたりするよりも30~40%効果が上がる。


10分間のCMって見れない。集中力が無くなって来ていて、昔はCMは12秒、今は8秒!、youtubeは今5秒!になっている。

【プロスペクト理論】損失回避の法則

ここまで読んでくれている方は冒頭の「倒産・リストラされます」で、不安になったからではないでしょうか?「儲かります」だったら恐らく読んでいない。これも無意識に見せているんです。牛乳欲しくなって、コンビニが近くにあったら、少々遠くのスーパーより高くてもコンビニに行ってしまうのは、コンビニが無意識に連れて来ているってこと。

では、「無意識」をビジネスにどう生かすか?

遅いテンポのBGM

百貨店=店内をゆっくり周るので購買率が高くなる

速いテンポのBGM

クラブ=ドリンクの消費率が1.4倍になる

営業やキャンペーン以上の効果がある。

聴覚(音)だけじゃなく、臭覚(香り)にもあるし、視覚(色)にもある。

80%の人間は色で購買を決めている。

なぜそれを買ったんですか?と聞いても「赤だったから」と答える人はいない。無意識で買っているから。Color marketingをしっかり理解して、ロゴなどに取り入れよう。

人間の脳は3つの層になっていて、その1つに「爬虫類脳」がある。真っ黄色のキノコを食べますか?食べない。生死を判断している。これくらい色は大切。

 

と、言うことは人間の脳は1/100万しか機能していない!人間の脳は10%が嘘。


無意識を攻略する

=ビジネスセンス

= 感動を起こせる

無意識とは感動

笑う・怒る・泣く・嫌だ 感情は全て無意識の時に起きている。

Emotion Marketing

例えば誕生日にプレゼントをしたときに「期待値」に対してそれ以上だったら、「感動」になるし、以下だったら「幻滅」する。このGAPの生み出し方が感動につながる。


電車・街中・TVCMやYouTube広告を見たけど覚えていない=無意識

多くの広告看板が増えていて、人は無意識的に広告を拒否している。

人は無意識的に広告を受け入れなければならない時代になっている。

無意識の中に認知や印象に残らなければいけない時代になってきている。

【良い例:AmazonのCM】感動を作っている。

【ストーリ 】バイクに乗るようになった青年が、久しぶりにおばあちゃんの家に行くと、若いころのおじいちゃんとおばあちゃんのツーリングの写真を発見する。おじいちゃんが亡くなって、少し寂し気なおばあちゃんの為に、ヘルメットをAmazonで購入して、翌日一緒にツーリングへ行き、おばあちゃんは笑顔になりました。

一言もしゃべらず、最後の方になるまでAmazonとわからない=広告ではない広告をしている。(無意識に売り込む)

広告は拒否されると理解している。だからストーリテリングが大事と何度も言っているのにみんな理解できていない。


ビジネスにおいて4つしかない。

「キレイ・心地いい!」(整体・美容室・ホテル)っていう感動。

「わかった!知らなかった!」(塾・スクール)って感動。

「努力した!上達した!」(プライベートジム・効果を数値化)って感動。

「やさしい!みんなで頑張った!」て感動。

この4つだけ強烈に意識して経営してみてください。

S:五感を刺激するBGM。香り。魅せ方。

T:焼肉だったらA5ランクとか熟成肉の知識について教えてあげる

A:ディスニー映画は大体、貧乏人がハッピーになる

R:人間的接客。「テーブルイントロダクション」テーブルで接客するときに必ず名刺交換したり名前を名乗ったりすることで、クレームが聞きやすくなる。言いやすい関係ができ、改善につながる。


 人は知りたがるけど、知るのは面倒

とにかく全てのサービスをシンプルな表現にする!

❶シンプルなメッセージや機能改善

◆ 表記・USP(強み)は「One MESSAGE」1つにする

◆ 操作性も同じ。Amazonはタップ数3回。楽天は6~8回。

3タップで無意識的に購入しているのはなぜ?

表記も★★★☆☆ ★マークでシンプルに見せているから。

日本の会社は色々書きすぎ。Appleをみたらわかる。シンプルに。

❷カクテル効果

◆ 共感メッセージを心がける(ペットロボ・たまごっち)

ペットを飼いたいけど飼えないひと。一人暮らしの人へ

◆ ニッチメッセージや社会課題訴求(スマホによる子ども整体院)

子どもを持つ母親は、ここ連れていってみようと思う。お母さんは一家の主。お母さんがくればお父さんも来る。兄弟も来る。単価が上がる。

❸ロジックよりも演技

◆ 人間は理由を求めていない

コピー機を先に使わせてほしいと交渉する実験(ハーバード大学)

A:先にいいですか?

B: 教授に言われて(46%)

C:(演技で急ぎながら)先にいいですか?(42%)

AとCは同じことなのに、演技するだけで先にさせてくれた。理由は求めてなかった。

カレー屋さんで「初来店の方には全員にラッシー1杯プレゼントしてます」っていって実は、全員のテーブルにあったりする。=演技でもうれしいという感動。

今回の内容は以上です。最後までお読み頂いてありがとうございました。

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